Ubuntuのある日常

ここ2年近くUbuntuを日常的に使用してきた個人的な感想でも書きます。

自分のPC環境

今は以下の2台を併用しています。

  • MacBook Air(mid2009)
    • mid2009が出てすぐに購入しました。学校とかに持ち歩いたり、ネットしたりコーディングしたりしています。
  • Dell XPS M1530
    • Macを買う前は持ち歩いていたのですが、バッテリーが駄目になってしまったので家用デスクトップと化しています。
    • ちなみに以前に別のOSを入れていた時にHDDがクラッシュしてしまったのでSSD(64GB)に換装してあります。

どちらも開発環境は整えてあるので、コーディングする分には問題はありません。

メール、ウェブブラウジングは問題無し

みなさんも使っていると思われるThunderbirdFirefoxGoogle Chrome等はパッケージがありますので、それを入れれば特に問題はありません。
昔(Ubuntu9.04の時)は若干Firefoxがアップデートされるのが遅かったのですが、10.04になってからは他のプラットフォームとほぼ同じくらいにアップデートがかかるようになった気がします。

IMの誤変換

デフォルトのiBus-Anthyを使っていますが誤変換が結構あります。今だとMozcとかもあるので乗り換えを検討中です。

Macと比べて

普通の人はMac使った方がいいと思います。Macのウィンドウマネージャがアレな点以外Macから乗り換える利点はないんじゃないでしょうか。(Ubuntuのもどっこいどっこいですが・・・。)

Windowsと比べて

Windowsはバイト先くらいでしか使わないのでよく分かりません。

パッケージマネージャ

UbuntuWindowsMacの大抵のGUIソフトウェアと違い、ソフトウェア自身はソフトウェアの更新作業を担いません。全てaptというパッケージマネージャが行ないます。上にも書いていますがブラウザもメーラも全部パッケージという単位にまとまっていますので、インストールやアップデートはその単位で行われます。
ただAdobe AIRは例外で、パッケージマネージャでは管理されていないので自分で更新する必要があります。
MacにもMacPortsのようなパッケージマネージャがありますが、aptは全く別物と考えた方がいいと思います。MacPortsではそれ経由でインストールしたものしか管理されませんが、aptはOSも含め全てを管理しています。あとaptは爆速で、カーネルのアップデートすら5分もかかりません。その辺は魅力的かもしれません。

その他

WindowsMacと比べてファイルのパスがシンプルです。ごちゃごちゃしたパスが嫌いな人はUbuntuもいいと思います。

何が駄目か

僕も以前はUbuntuを入れたPCを持ち歩いていて、授業の課題をこなしたり、ノートを取ったりしていました。ただ、プレゼンを行う際、OpenOffice.orgを立ち上げるまではいいのですが、最大化するとなぜかクラッシュするという被害に何度か遭いました。これは僕もよく原因が分かりません。多分解決方法はあると思うのですが。
あとインストールするマシンは選びましょう。このDellのマシン自体が結構重かったので持ち歩くのが辛かったです。もっと軽いマシン(MacBook Airとか)に入れた方がいいと思います。

開発環境

いわゆるクリエイティブ系のものを作る人はMac使ってた方が無難だと思います。UbuntuAdobe系のソフトないですし。
普通にコンソール叩いてコード書く分にはどっこいどっこいかなあという感じです。ターミナルエミュレータ(って言い方で合ってるのか知らないけどgnome-terminalとかurxvtとかのことです)による違いはそんなにないでしょう。どのシェルを使うかとかの方が大きいと思います。

Linuxに関する知識は必要です

例えばWindowsだと「○○を△△したい」とかいう要望が出てきた時、そのままぐぐるなりすれば解決方法は割合サクッと出てくるのですが、Ubuntuだとそうはいかない時が結構あります。むしろほとんどそうです。大概manを見るか本家のフォーラムを見るかしていればなんとなく解決方法は分かってくるのですが、それ位の知識・技術は獲得しておいた方が無難です。

まとめ

WindowsでもMacでもUbuntuでもトラブルは付き物ですが、Ubuntuは特にそれが多いと思いますので使う際は覚悟しましょう。